Dynamic Draw/Thought Tickler ユーザーズガイド

履歴文書

履歴文書(通常は単に文書と呼ばれます)は、Thought Ticklerによって作成されます。
履歴文書には、ユーザーが行った全ての操作が記録されています。
通常の文書と異なり、履歴文書には時間的な広がりがあります。
通常の文書が写真であり、履歴文書はビデオである、と考えればわかりやすいと思います。
ビデオは、好きなシーンで一時停止させて、静止画(つまり写真)を見ることが出来ますが、同じように、履歴文書も好きな時点の文書を取り出すことが出来ます。



履歴文書のある時点から、新しい履歴文書を分岐させることが出来ます。
このようにして、履歴文書は階層構造を持つことが出来ます。

例えば、製品Aの開発に合わせて仕様書を履歴文書として作成した場合を考えます。
2006年9月から製品Aの開発を開始して、2008年9月に開発が行き詰まり開発を中止。2007年9月のプロトタイプから派生製品A’を開発したとします。
この場合、履歴文書Aは2006年9月から2008年9月まで幅があり、履歴文書Aの2007年9月から、新しい履歴文書A’が分岐されます。



履歴構造は、Thought Tickler/Thought Retrieverの履歴コンソールで見ることが出来ます。

参照: 履歴時間インデックス / ユーザーID/ユーザー名 / 履歴分岐タグ / Thought Retriever / Thought Tickler
キーワード: 履歴文書