モリプ間リンクの種類
モリプ間リンクは、リンク元モリプとリンク先モリプの位置を連携させます。
モリプ間リンクの位置連携には、次の2種類があります。
- 水平方向の位置連携
- 垂直方向の位置連携
水平方向の位置連携
リンク元モリプの水平方向の移動距離に応じて、リンク先モリプが水平方向に移動されます。
垂直方向の位置連携
リンク元モリプの垂直方向の移動距離に応じて、リンク先モリプが垂直方向に移動されます。
それぞれの位置連携には、次の形式があります。
- モリプ間の距離が一定
- リンク元部品サイズに比例
- 部品の中心からの角度が一定
モリプ間の距離が一定
垂直方向の位置連携の場合を考えます。
リンク元モリプが垂直方向にaの距離を移動された場合、リンク先モリプも垂直方向にaの距離を移動されます。
リンク元部品サイズに比例
垂直方向の位置連携の場合を考えます。
リンク元の部品の高さがn倍に拡大された場合、リンク先モリプも垂直方向に、リンク元モリプとの距離がn倍になるように、移動されます。
部品の中心からの角度が一定
位置連携が[部品の中心からの角度が一定]の場合、[水平方向の位置連携]と[垂直方向の位置連携]は同じ連携形式となります。
[部品の中心からの角度が一定]は、リンク先の部品にリンクインするモリプ間リンクと共同して働きます。
この図では、モリプ間リンクAGと、モリプ間リンクBHが、[部品の中心からの角度が一定]です。
モリプ間リンクAGとモリプ間リンクBHは、共同して働きます。
例えば、部品Qが移動された場合、モリプ間リンクAGは、以下の手順で動作します。
1.モリプ間リンクAGのリンク先部品Rが検索されます。
2.リンク先部品Rにリンクインするモリプ間リンクBHが探し出されます。
3.モリプ間リンクBHのリンク元部品Sが探し出されます。
4.角度rと距離tが常に同じ値であるような位置に、Gが移動されます。
[リンクのプロパティ]ダイアログを参照してください。
参照: モリプ
キーワード: モリプ間リンクの種類 / モリプ間の距離が一定 / リンク元部品サイズに比例 / 部品の中心からの角度が一定